車検は購入後の初回は3年後に、以降は2年に1度受ける必要のある検査費用のことで、自動車重量税等を支払うなど、大きな出費となります。 車の買い替えを検討する時、車検前後でどちらがお得になるかご存知でしょうか? 結論から言うと、車検は通してから売却すると損をするので車検が来る前に売るのがタイミング的にはベストです。 この記事では車検を通す前に売るべき理由について解説していきます。
車検とは?
車検は、自動車の安全性や環境への配慮を確保するために定期的に行われる点検・検査のことです。車検は一定期間ごとに行われ、車両が基準に適合しているかどうかを確認します。 車検の目的は、交通安全の確保と環境保護です。車検にはブレーキやステアリングなどの機能的な点検や、灯火類やタイヤなどの部品の確認、排気ガスの検査などが含まれます。これにより、車両の安全性や環境への影響を最小限に抑えることが目指されています。 車検は一般的に公安委員会が管轄しており、車両所有者は指定の期限までに車検を受けなければなりません。車検が期限を過ぎてしまった場合、法的な違反となり、公道を走行することができなくなることもあります。
車検は通す前に売るべき
冒頭でもお伝えしましたが、車検を通してからすぐに売却するのは絶対にNGです。 どれだけ状態が良かったしても、車検直後に売却をすると必ず損をしてしまいます。 車検を通しているということは自賠責保険が残っていることになりますので、査定自体はプラスに働きます。 ですが、車検には検査費用の他、以下の追加費用があります。 ・自動車重量税 ・自賠責保険料 ・印紙代 ・車検料 車検はパーツや部品の交換込みで一回に付き10数万かかることがほとんどです。 買取額に純粋にアップされるわけではないため、車検を通すと損をしてしまうのです。
車両が高く売れる時期を選ぼう
多くの自動車メーカーが年に2回、春と秋にモデルチェンジを行います。新しいモデルが発売される前に旧モデルの在庫を売り切りたいディーラーやメーカーが、モデルチェンジ前の3月と9月に積極的にキャンペーンやセールを実施することがあります。 自動車メーカーやディーラーは、年度末や中間決算時に販売目標を達成するために努力します。特に3月と9月は年度の終わりや中間地点に近く、目標達成に向けたプレッシャーが高まる時期です。このため、割引や特典を提供することで販売を促進しようとする傾向があります。 車が一年で一番売れるのが3月9月だからこそ、この時期に需要が高まっていることを意味するため、それだけ車が高く売れる時期とも言えるのです。 ただ、そこでピンポイントで売ることが難しい場合、タイミングとして次のいずれかを目安にするといいでしょう。
車検前
車検を受けたあとの車の査定はプラスにはなるものの、車検代を取り返せるほどではありません。 ちなみにプラス査定額は部品交換などをしていいた場合、更にその分マイナスになります。 車検時には自動車重量税も納付しますが、その還付はありません。 そのため、車検の時期に車を売るという人が多いのです。
乗っている車種のモデルチェンジの噂が出たタイミング
車はモデルチェンジをすると、旧モデルの市場価格が驚くほど下がってしまいます。 特に最近では最近はモデルチェンジで安全運転支援システムが大幅に性能アップすることが多いことから車買取店からすると、旧モデルの車は「型落ち」として買い叩くための格好の材料となるため、こちらの希望の交渉が進めにくくなってしまいます。 ただ、一括査定を利用する場合、オークション形式で進めることでライバル同士がしのぎを削るため、勝手に自分の車の買取価格が上がっていきます。
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